高野和明 著 小説「ジェノサイド」を読む…。 1/60

さて、このブログで本の話をするのは初めてかと思います。
別に書く必要も無いといえば無いのですが、
今年の目標を2月初旬に「本を60冊読む」と決めたので、一応振り返りも含めて書き残しておこうと思います。

という訳で、第1冊目は高野和明著「ジェノサイド」という小説です。
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[あらすじ(アマゾンより引用)]
創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。二人の人生が交錯するとき、驚愕の真実が明らかになる――。


さてこの小説、活字離れ久しいワタクシにとっては相当なボリューム全590ページからなる物語です。

急死した父からのメールに翻弄され、人生が大きく変わる大学生。
治療方法のまだ無い病に侵された子供の為に、傭兵の道を選んだ兵士。
椅子の上で一言「指示を出す」だけで、数千・数万人の運命を変えることのできる男。
不運としか言い様のないアフリカの子供たち。

様々な人々の姿が複雑に絡み合い、一気に話は展開していきます。

買う際にミステリーと書いてあったので、ミステリー小説かと思っていたのですが、どちらかと言うと「映画に例えるとアクション映画」的な作品でした。

その名の通り、「ジェノサイド(大虐殺)」という言葉が最後まで鍵を握ります。
ある時は直接的に、ある時は間接的に、読み手にこの言葉で迫ってきます(抽象的ですみません)。

非常に物語の進め方が上手なので、結構楽しめました。



ただ・・・。






読んで数日たって冷静に振り返ってみると・・・。

なんだか、内容が薄っぺらい様な気がします。

確かに、物凄く色々な事を調べています。
勉強になることもありました。

特に、創薬という非常にとっつきにくく、凡人には理解しづらい分野をあそこまで噛み砕いて表現できるのは凄いと思います。

アフリカの現状、アメリカの裏の顔など、こちらも頑張って資料を集めて調べたのだろうと思います。

よくできた嘘、相手を信じこませる嘘のコツは、嘘に「ほんの少しの真実」というエッセンスを加えることと聞いたことがあります。

この物語は本当に良くできた「嘘」なんだと思い、感心しました(これは嫌味ではなく、純粋に褒め言葉です)。


しかし、ところどころに「?」がつく所はたくさんありました。

何だろうな~と思ってたのですが・・・。

まぁ、そこは読んでみて貰えればと思います。

さて、文才のない自分にはここまでですかね。


正直、本の帯に書かれていた著名人の皆様が絶賛するほどの物語かというと、「…。」ですかね。

もう何冊か読んで、読解力が戻ってきたらまた再度読み返してみようと思います。

その時は評価変わるかな・・・。
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by sportsmode | 2012-03-09 01:28 | 読書