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PCのエアーフロー問題

前回、「A列車で行こう9」でブルースクリーン→シャットダウンor再起動する問題で、
グラボの熱暴走を疑っていましたが、今回はPCの中を覗いてみました。

当初、熱の問題はグラボ単体の問題かと思い、グラボを換装する為にPC内部を掃除がてら取付け位置を確認しようと空けて見たのですが…。

今まで、問題意識を持って見ていなかったので気にしてなかったのですが、よくよく見て見ると問題点が見えて来ました。

↓まずはXPS420内部です
PCのエアーフロー問題_c0131035_2333636.jpg

↑の画像を見ただけで、問題が分かる方はすごいですね。


何が問題かと言うと、エアフローの問題です。






先ほどの画像に空気の流れを入れてみると
PCのエアーフロー問題_c0131035_23411461.jpg

フロントファンより吸気して、後方には自然排気する仕組みの構造なのですが…。

この構造自体には問題無いかと思うのですが…、
PCのエアーフロー問題_c0131035_23434257.jpg

写真では分かり難いですが、CPUのヒートシンクのボックスが、グラボのファンに1/3程度被っている為、グラボのファンに空気が当たらないんです。

結局、このスペックを高負荷で使用する事を考慮されていないのか…、と考えましたが。


よくよく考えてみたら、このモデルXPS420の最終モデルである事を思い出しました。


で、調べてみたのですが…。

XPS420は初期モデルにGeforce8600GTを搭載していた様です。
因みに、8600GTはW175×D117mm位だったようです。


対して、9800GTはW228mm程度で8600GTよりも5cm強長く、そしてファンの位置もその分後方に移っています。

結局、何が言いたいかというと、
メーカーが使用用途を自ら限定したか、高負荷で使うこと自体を想定していなかったのか、
XP420のSPEC数値だけを向上させ、在庫一掃を図ったのではないかという事です。

XPS420はもはや絶滅したBTXシャーシという構造を売りにした商品でした。
これは、前面吸気で各パーツが一直線上に配置される為、冷却効率が高いとDELLでPRしておりました。

でも、見る限りではエアフローを無視したパーツ構成で、意味無しって状態ですね。
その証拠と言っては何ですが、PCの外蓋を外して外部から直接空気を取り込める様にしただけで、5℃下がっております。

やっぱり安物はそれなりって事をお勉強させて頂きました。

結局「お値段以上○○○♪」なんてフレーズは有り得ないって事ですね。


ま、DIYできる楽しみが出来たって事で、エアフローから見直してみようかと思います。
by sportsmode | 2010-03-27 21:44 | PCネタ